坐禅とは、正しい姿勢で坐り、精神統一を行うことです。禅宗における基本の修行ともいえます。
日本には主な禅宗として、臨済宗と曹洞宗があります。
宗派により坐禅のやり方は少し異なります。

仏教の開祖であるお釈迦様は、インドにあるブタガヤの菩薩樹の下、7日7晩の坐禅を行った後に悟りを開かれました。
そういう背景により、坐禅はお坊さんが行う厳しい修行というイメージを持たれる方も多いかもしれません。
けれど、実際は基本を押さえれば、ご家庭でも無理なく取り入れられるものです。
坐禅をすることで心の働きを整えることができます。

坐禅において構成される大切な基本要素が、調身・調息・調心の三つです。
そして、坐禅を行う時は、常に心や頭の中の状態を「」にします。これは意識を集中させる「瞑想」とは大きく異なる部分です。

まず姿勢を調え、次に呼吸を調えることで、心も自然と落ち着いていきます。
背筋を伸ばして坐り、ゆったりとした呼吸を続けていると、頭の中のざわつきが少しずつ静まり、心も次第に
穏やかに整っていきます。
私たちは日常の中で、知らず知らずのうちに体も呼吸も浅くなりがちです。
坐禅は、そんな自分をいったん立ち止まって見つめ直すための、静かな時間でもあります。
心を整えるための特別な修行というよりも、今の自分の在り方や、日々をどう生きているのか
に静かに気づいていく時間なのかもしれません。

現代社会において、「」は国内外で「マインドフルネス」のルーツとして再注目され、近年は現代人の生活スタイルに組み込まれてきていることを目にします。
情報が発達している現代では、気軽に「禅」を生活に取り入れることができますが、「正式な作法を崩して日常に取り入れること」については、仏教的な視点と、心理学的な視点の両面から議論があるようです。

この体験ツアーでは、曹洞宗の住職が坐禅の作法や呼吸、心の向け方などについて、「正しいやり方」を正式な坐禅堂にて直接ご指導いたします。
坐禅堂を備えたお寺は実はそれほど多くなく、その空間で坐禅を組めること自体が、貴重な体験でもあります。

曹洞宗の坐禅は「只管打坐(しかんたざ)」、ただひたすらに坐るというものですが、
このツアーにおいては、まずは坐禅の「正しいやり方」を体験していただくこと、を第一の目的としております。
坐禅、精進料理をセットにした体験ツアーです。
質疑応答や体験の振返りの時間も確保しております。
実際の修行に比べると短い時間ではありますが、大いに学びや気づきが得られる素晴らしい体験となることでしょう。

曹洞宗の教えの根幹は坐禅にありますが、道元禅師は坐禅だけではなく
すべての日常行為に坐禅と同じ価値を見いだし、禅の修行として行うことを説かれています。
日々の暮らしにおいて、ひとつひとつの行為に対し、丁寧な所作を心掛けることが非常に大切であるということです。

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